店舗ホームページのアクセスページは、「Googleマップを埋め込んで住所を書いたら完成」にされがちなページです。しかし実際には、来店を決めたお客さまが出発前・移動中に必ず見るページであり、ここでの小さな不安が「やっぱりやめよう」につながります。
初めて来る人の不安は3つに集約されます。「迷わないか」「車を停められるか」「入りにくくないか」。この記事では、その3つを消すためにアクセスページへ載せるべき情報を、全リストと作成手順つきで解説します。
アクセスページの役割:来店直前の不安を消す
アクセスページが見られるのは、ほとんどが来店を決めた後です。つまり、集客のページではなく取りこぼしを防ぐページです。しかも見ている端末はほぼスマホで、移動中や出発直前に片手で操作されます。
この前提に立つと、必要なものが変わってきます。きれいな地図よりも、「タップで電話がかかる」「住所がコピーできる」「曲がり角の写真がある」ことのほうが重要です。
載せるべき情報の全リスト
基本情報(必須)
- 住所:郵便番号つき、画像ではなくコピーできるテキストで
- 電話番号:スマホでタップすると発信できる形式で
- 営業時間・定休日:「最新はGoogleマップで確認」への誘導でも可
- 地図:Googleマップの埋め込み。経路検索がそのまま使えます
車で来る人向け
- 駐車場の有無・台数・場所:「店舗前に3台」「店舗裏の第2駐車場」など具体的に
- 駐車場の写真:枠の位置や看板が写っているもの
- 満車時の代替:近隣のコインパーキングの場所と目安
- 車での道順:「〇〇交差点を右折、△△の看板が目印」と、目印ベースで
電車・バス・徒歩で来る人向け
- 最寄り駅・バス停と所要時間:「蓮田駅東口から徒歩7分」
- 駅からの道順:曲がり角ごとに写真つきで
- 外観写真:「この建物です」と分かる1枚。到着直前の最後の不安を消します
あると効く「先回り」情報
必須ではありませんが、あると来店のハードルがさらに下がる情報です。自店に当てはまるものを足してください。
- 入口の場所:ビル内・2階・裏口など、入口が分かりにくい店舗は写真つきで案内
- 自転車置き場の有無と場所
- ベビーカー・車椅子での入りやすさ(段差・エレベーターの有無)
- 業種ごとの気がかり:飲食なら子ども連れの可否、施術系なら服装や持ち物など
何を先回りすべきか迷ったら、来店したお客さまに「迷いませんでしたか?」と聞いてみてください。実際に迷ったポイントが、そのまま載せるべき情報です。
書き方のコツ
道順は「初めて来る人の目線」で書く
「〇〇通り沿い」のような土地勘前提の説明は、初めての人には伝わりません。駅の改札を出るところから、「どちらに曲がるか」「何が見えたら正解か」を順番に書きます。一度、自分で駅から歩いて確認しながら書くのが確実です。
写真は「迷うポイント」で撮る
道順写真は、曲がり角・横断歩道・外観の3点を押さえれば十分です。歩きながら「ここで迷いそうだ」と感じた場所でシャッターを切ってください。枚数より場所選びです。
スマホでの操作を前提に作る
電話番号はタップで発信できるか。住所は長押しでコピーできるか。地図は経路検索につながるか。公開後、必ず自分のスマホで一連の操作を試してください。
Googleマップ側との整合を取る
アクセスページを整えても、Googleビジネスプロフィール側の情報が古いと、お客さまはどちらを信じればいいか分からなくなります。
- 住所・電話番号・営業時間の表記をホームページと一致させる
- マップ上のピンが実際の場所に立っているか確認する(ずれていたらプロフィール側で修正)
- 外観・駐車場の写真はGoogleビジネスプロフィールにも登録する
マップ側の整備がまだなら、基本設定チェックリストから進めるのがおすすめです。
実践:アクセスページを作る手順
手順1. 駅と駐車場から実際に歩き、写真を撮る
お客さまと同じルートを歩き、曲がり角・目印・外観を撮影します。車のルートも、可能なら助手席から目印を確認します。
手順2. 迷いポイントを書き出す
歩いて感じた「ここで迷いそう」と、お客さまから実際に聞かれた「場所どこですか?」の内容を書き出します。
手順3. 3グループの順に並べる
基本情報 → 車の人向け → 電車・徒歩の人向けの順に、リストの項目を埋めていきます。文章は説明調でなく、箇条書きで十分です。
手順4. スマホで動作を確認する
電話発信・住所コピー・経路検索・写真の見やすさを、自分のスマホで一通り確認したら完成です。
アクセスページの確認チェックリスト
- 住所がテキストで載っていて、コピーできるか
- 電話番号がタップで発信できるか
- 駐車場の場所・台数・写真があるか(車客がいる業種の場合)
- 駅からの道順が写真つきで説明されているか
- 外観写真があるか
- 入口の分かりにくさが先回りで説明されているか
- Googleマップ側の情報・ピンの位置と一致しているか
よくある質問
Googleマップの埋め込みだけでは不十分ですか?
経路検索はできるので最低限は足ります。ただ、地図が案内してくれるのは建物の前までです。駐車場の場所、入口、外観といった「最後の数十メートル」の情報は、お店にしか書けません。
外観写真は本当に必要ですか?
店舗型ビジネスなら強くおすすめします。特に住宅街の店舗、ビル内の店舗、看板が小さい店舗では、「この建物で合っている」という確認が来店直前の安心材料になります。
専用駐車場がありません。どう書けばいいですか?
「専用駐車場はありません」と明記したうえで、最寄りのコインパーキングを2〜3か所、場所と店からの徒歩時間つきで案内してください。書きにくい情報こそ、先に書いてあると信頼につながります。
自宅サロンなので、住所を公開したくありません
「〇〇市△△(詳細はご予約時にご案内します)」というエリア表記までの公開で問題ありません。その場合は、最寄り駅と「駅から徒歩〇分」だけ載せておき、予約確定後に詳しい道順を個別に送る運用が一般的です。
まとめ
アクセスページは、来店を決めた人の最後の不安を消すページです。
- 「迷わないか」「停められるか」「入りにくくないか」の3つに先回りで答える
- 基本情報・車向け・徒歩向けの3グループで整理する
- 写真は曲がり角と外観。操作はスマホで確認
- Googleマップ側の情報と必ず一致させる
小松のホームページ制作では、実際の来店ルートを踏まえたアクセスページの設計まで行います。Googleマップ側の整備とあわせて、お気軽にご相談ください。