「営業中と表示されていたのに、行ったら閉まっていた」——Googleマップの低評価口コミで、最も多いパターンのひとつです。原因のほとんどは、悪意ではなく営業時間の更新忘れ。開業時に設定したきり、祝日も臨時休業も反映されていない店舗は本当に多いです。
営業時間は「一度設定して終わり」ではなく、運用するものです。この記事では、更新が必要になるタイミングの一覧、特別営業時間の使い方、そして更新忘れを根絶する月1回の仕組みを解説します。
営業時間のズレが招く実害
営業時間が実態とズレていると、次の連鎖が起こります。
- お客さまが無駄足を踏む → 「閉まっていた」という低評価口コミがつく
- 口コミを見た次のお客さまが、来店をためらう
- 「この店の情報は当てにならない」という印象が積み重なる
もうひとつ知っておきたいのは、Googleビジネスプロフィールの情報は、放置するとGoogleや第三者からの情報で書き換わることがあるという点です。オーナーが更新していない期間が長いほど、事実と違う表示になるリスクが上がります。
更新が必要になる8つのタイミング
次のタイミングが来たら、営業時間の更新が必要です。自店に当てはまるものを確認してください。
- 祝日:祝日の扱いが未設定だと、マップ上で「祝日の営業時間は未確認」と表示されることがあります
- 年末年始・お盆などの長期休み:問い合わせ電話が増える前に設定しておくと、現場の負担も減ります
- 臨時休業:急用や体調不良による当日の休みも、その場でスマホから設定できます
- 研修日・棚卸しなどの定期的な変則営業
- イベント出店などで店舗を空ける日
- 台風・大雪などの天候対応:判断した時点ですぐ反映します
- 季節での営業時間の切り替え:夏季・冬季で時間が変わる店は、切り替え日をカレンダーに入れておきます
- ラストオーダーの案内:営業時間として表示されるのは閉店時刻です。L.O.が早い場合は、ビジネスの説明や投稿で補足しないと「まだ入れると思ったのに」が起こります
単発の変更は「特別営業時間」で設定する
更新のときに大事なのは、通常の営業時間をいじらないことです。祝日や臨時休業のたびに通常時間を書き換えると、戻し忘れて情報が壊れていきます。単発の変更には「特別営業時間」の機能を使います。
手順1. 管理メニューから営業時間の編集を開く
Googleマップアプリで自店プロフィールを開くか、Google検索で自店名を検索し、「プロフィールを編集」→「営業時間」に進みます。
手順2. 「特別営業時間」に日付単位で登録する
祝日や臨時休業は、特別営業時間に日付を指定して「休業」または変更後の時間を設定します。通常の営業時間はそのまま残るので、指定日が過ぎれば自動で元に戻ります。
手順3. 長めの休みは投稿機能でも知らせる
年末年始のような長期休業は、営業時間の設定に加えて投稿機能でもお知らせすると、プロフィールを見た人に確実に伝わります。投稿の書き方は投稿機能の使い方の記事で解説しています。
ホームページ・SNSとの整合を取る
Googleマップだけ直しても、ホームページの営業時間が古いままだと、お客さまはどちらが正しいのか判断できません。営業時間を載せている場所を一度リストアップしてください。
- Googleビジネスプロフィール
- ホームページ(フッター・アクセスページ・トップページ)
- SNSのプロフィール欄
- 予約サイト・グルメサイトなどの外部媒体
「営業時間を変えるときは、この4か所を直す」と決めておくだけで、媒体ごとの食い違いは防げます。載せる場所が多すぎて管理できない場合は、ホームページ側には「最新の営業時間はGoogleマップをご確認ください」と一本化する方法もあります。
実践:月1回の「営業カレンダー確認日」を作る
更新忘れを根絶する、いちばん確実な方法です。毎月25日(または月末の営業日)に、次の15分のルーティンを回します。
手順1. 翌月の休業日・変則営業日を書き出す
祝日、定休日以外の休み、研修日、イベント。カレンダーを見ながら書き出します。
手順2. 特別営業時間にまとめて登録する
書き出した日付を、Googleビジネスプロフィールの特別営業時間に一括で入れます。
手順3. ホームページとSNSも同時に更新する
先ほどのリストの残りの媒体を、同じタイミングで直します。
手順4. 「来月の営業カレンダー」を投稿する
登録した内容を、投稿機能で1本にまとめてお知らせします。ネタ切れしない定期投稿にもなり、一石二鳥です。
営業時間の点検チェックリスト
- 祝日の扱いが設定されているか
- 直近の臨時休業・変則営業が特別営業時間に入っているか
- 通常の営業時間を書き換えて対応していないか(戻し忘れの元)
- ホームページ・SNS・外部媒体の表記と一致しているか
- ラストオーダーの案内が説明欄などで補足されているか
- 月1回の確認日が決まっているか
よくある質問
営業時間の変更はSNSでお知らせすれば十分ですか?
十分ではありません。SNSの告知が届くのはフォロワーだけで、検索やマップから来る新規のお客さまは見ていません。「探している人」に届くのはGoogleマップ側の設定です。両方やるのが基本ですが、優先すべきはマップです。
当日の急な休みでも設定する意味はありますか?
あります。特別営業時間は反映が早く、当日でも無駄足を減らせます。スマホから1分で設定できるので、店を閉める判断をしたらその場で登録する習慣をつけてください。
「営業時間が変更された可能性があります」という通知が来ました
Googleがユーザーからの情報などをもとに変更を提案している状態です。放置すると自動で反映されることがあるため、通知が来たら内容を確認し、正しければ承認、間違っていれば修正してください。オーナーが定期的に更新しているプロフィールほど、こうした上書きは起こりにくくなります。
不定休の場合はどう設定すればいいですか?
Googleビジネスプロフィールに「不定休」という設定はないため、基本の営業時間を登録したうえで、休む日を特別営業時間でその都度登録する運用になります。月1回の確認日ルーティンと組み合わせると、不定休でも無理なく回せます。
まとめ
Googleマップの営業時間は、次の3点で運用します。
- 祝日・臨時休業・長期休みは「特別営業時間」で日付単位に設定する(通常時間はいじらない)
- 営業時間を載せている媒体をリスト化し、変更時にまとめて直す
- 毎月25日に翌月分を登録する「確認日」を作る
まずは、今月の祝日の扱いが設定されているかの確認から始めてみてください。
小松のMEO対策サポートでは、営業時間を含めたプロフィール運用の仕組みづくりまでお手伝いします。お気軽にご相談ください。