本文へスキップ
AI活用・業務効率化 2026年8月現在の情報

飲食店・小売店のAI活用:メニュー説明・POP・お知らせ文の作り方

飲食店・小売店の毎日には、実は文章仕事があふれています。メニューの説明、店頭のPOP、季節のお知らせ、SNSの投稿——どれも「書ける人がいない」「時間がない」で後回しになりがちな仕事です。

この記事では、お店の販促文づくりにChatGPTなどの生成AIを使う方法を、コピーして使える指示文つきで紹介します。狙いはひとつ、「伝わる言葉づくり」にかかる時間を10分の1にすることです。

参考ChatGPT(OpenAI)

先に押さえること:AIに渡すのは「商品の事実」

お店の販促文でAIを使うときの原則はシンプルです。味・産地・こだわり・価格といった事実はお店の人にしか分からないので必ず自分が渡す。それを読みたくなる言葉にする部分をAIが担当する。この分担さえ守れば、嘘のない、それでいて素通りされない文章が作れます。

場面1. メニュー・商品説明文

「おいしい」「こだわりの」だけの説明文から卒業する型です。

飲食店のメニュー説明文を作ってください。
・商品:鶏の唐揚げ定食
・事実:国産鶏もも肉/醤油とにんにくのタレに一晩漬ける/注文を受けてから揚げる/ごはんおかわり無料
・条件:事実にないことは書かない。「絶品」「究極」などの誇張は使わない
・出力:40字前後と80字前後の2種類

字数違いで出させておくと、メニューブック用と店頭黒板用にそのまま使い分けられます。

場面2. 店頭POP・値札のひとこと

POPの役目は「手に取る理由」を一言で渡すことです。

店頭POPの文言を10案ください。
・商品:青森県産のりんご(今週入荷)
・事実:蜜入りが多い時期/贈答にも使われる品種
・条件:15字以内。「甘い」以外の切り口も混ぜる。断定できない効能(健康にいい等)は書かない

10案から選ぶのが正しい使い方です。1案だけ作らせて磨くより、数を出させて人の目で選ぶほうが早く、良いものになります。

場面3. 季節のお知らせ・イベント告知

営業時間の変更、季節メニューの開始、周年のお礼。年中行事のたびに発生する文章は、一度型を作れば毎年使い回せます。お盆・年末年始・GWの3点セットだけでも先に作っておくと、直前に慌てなくなります。作った文章はホームページのお知らせ、店頭掲示、SNSに同時展開できます(SNS向けの調整はSNS投稿文の記事で解説しています)。

場面4. お客さまへの掲示文・案内文

「言いにくいこと」を感じよく伝える文章こそ、AIの使いどころです。値上げのお知らせ、席時間制限のお願い、キャッシュレス対応の案内など、「事実+お願いのトーン」を指定して下書きさせ、最後に自分の言葉で一文足すと、角が立たず気持ちも伝わります。

書いてはいけないこと:販促文の法律の線

AIは頼めばいくらでも景気のいい文章を書きますが、販促には法律の線があります。次の3つは、AIが書いてきても採用しないでください。

  • 根拠のない最上級表現:「地域No.1」「日本一」は、客観的な根拠なしには使えません(景品表示法に関わります)
  • 効能・効果の断定:「食べれば健康になる」「痩せる」といった表現は、食品では原則NGです
  • 事実と異なる産地・製法:AIが勝手に「自家製」「国産」と書き足してくることがあります。事実確認は必ず

指示文の条件に「誇張しない」「効能を書かない」と入れておくのが第一の防波堤、出力の確認が第二の防波堤です。

実践:お店に定着させる手順

手順1. 看板商品1つで説明文を作ってみる

場面1の指示文をコピーして、商品名と事実だけ書き換えれば5分で試せます。

手順2. 「事実メモ」を商品ごとに貯める

産地・製法・こだわりの箇条書きメモが、そのままAIへの材料集になります。新商品のたびに追記します。

手順3. 年中行事の文章を先回りで作る

次の連休・季節イベントのお知らせを、暇な時間帯に作り置きします。

手順4. ホームページ・SNSへ展開する

作った説明文はお店の中だけでなく、ホームページやGoogleビジネスプロフィールの投稿にも使い回せます。ネット上の見せ方はホームページとMEOの記事を参考にしてください。

参考Googleビジネスプロフィール ヘルプ(Google)

お店の販促文チェックリスト

  • 商品の事実(産地・製法・こだわり)を自分で渡しているか
  • 「絶品」「究極」だけの説明文になっていないか
  • No.1・効能・産地の3点で法律の線を越えていないか
  • POPは10案から選んでいるか
  • 年中行事の文章を作り置きしたか

よくある質問

文章に店の個性が出なくなりませんか?

出なくなるのは「AIに全部任せた」ときです。事実(こだわり)を渡すのは自分なので、材料の個性はそのまま残ります。仕上げに、店主の口癖や普段の言い回しに一か所直すだけでも、ぐっと「その店の文章」になります。

口コミへの返信にも使えますか?

使えますが、販促文とは注意点が別物です。お客さまごとの状況に向き合う文章なので、定型の量産とは分けて考えてください。Googleビジネスプロフィールの口コミ返信の考え方は、MEOカテゴリの記事で扱っています。

写真もAIで作れば楽になりますか?

料理や商品の写真は、実物の写真を使ってください。AI生成の料理画像を実物として載せると、来店時のがっかりに直結し、産地・内容の誤認にもつながります。AI画像を使ってよい場面の線引きはAI画像の注意点の記事で解説しています。

スマホしかありませんが、できますか?

この記事の内容はすべてスマホで完結します。ChatGPTのアプリを入れて、レジ横の暇な時間に1商品分試すところから始めてください。

まとめ

お店の販促文は、AIとの分担で「早く・嘘なく・伝わる」ものになります。

  • 事実(産地・製法・こだわり)は自分が渡し、言葉の形はAIに任せる
  • POPやコピーは10案出させて人が選ぶ
  • No.1表現・効能の断定・事実にない産地は採用しない
  • 年中行事の文章は作り置きして、ホームページ・SNSに使い回す

小松のAI活用支援では、お店の販促文づくりの型の整備から、ホームページ・ネット集客との連携までお手伝いしています。お気軽にご相談ください

← コラム一覧に戻る

まずはお気軽に
ご相談ください

ホームページ制作・MEO・AI導入など、小さなご質問でも構いません。