Googleビジネスプロフィールのカテゴリは、開設時に「近そうなもの」を何となく選んだまま、見直されないことがとても多い設定です。
しかしカテゴリは、Googleが「この店をどの検索で表示するか」を判断する、最も重要な手がかりのひとつです。ここがズレていると、写真や口コミをどれだけ充実させても、そもそも出たい検索に表示されません。
この記事では、主カテゴリの決め方、追加カテゴリの絞り方、そして自店の設定を点検する手順を解説します。
カテゴリ設定が検索結果に与える影響
お客さまが「蓮田 整体」「近くの カフェ」と検索したとき、Googleはカテゴリ情報を主要な手がかりに、どの店舗を地図上に出すかを決めています。
カテゴリには2種類あります。
- メインカテゴリ(1つだけ):事業の中心を表す。検索表示への影響が最も大きい
- 追加カテゴリ(複数可):メイン以外に提供しているサービスを補足する
設定がズレていると、実害は2方向に出ます。出たい検索に出ないだけでなく、関係の薄い検索に表示されて「思っていた店と違う」という体験を生み、低評価につながることもあります。
メインカテゴリの決め方
1. お客さまが探すときの言葉から選ぶ
自分の業界での正式な呼び方ではなく、お客さまが検索するときの言葉に合わせます。たとえば施術系なら「整体院」「接骨院」「マッサージ店」は、業界的には別物でも、お客さまはあまり区別せずに検索します。実際にお客さまから「何屋さん」と呼ばれているかが、一番の判断材料です。
2. 売上の中心に最も近いものを選ぶ
複数のサービスを提供している場合は、売上や集客でいちばん重要な業態に合わせます。「カフェも雑貨販売もやっている」なら、どちらのお客さまに来てほしいかで決めます。メインカテゴリは1つしか選べないため、ここは事業判断です。
3. 迷ったら、検索結果の上位店舗を確認する
狙いたい検索語(例:「蓮田 整体」)で実際に検索し、地図の上位に出る店舗がどのカテゴリを設定しているかを見ます。カテゴリは店舗名の下に表示されるので、外からでも確認できます。上位店と同じカテゴリが基本線ですが、あくまで自店の実態に合っていることが優先です。
追加カテゴリの絞り方
追加カテゴリは「多いほど表示機会が増える」ように思えますが、実態と合わないカテゴリを足すと、店舗の輪郭がぼやけて逆効果です。次の基準で絞ってください。
- 実際に、継続的に提供しているサービスだけを登録する
- 「その検索で自店が出てきたとき、お客さまが違和感を持たないか」で判定する
- 迷ったものは入れない。あとから足すのは簡単
たとえばパン販売もしているカフェが「ベーカリー」を足すのは実態に合っています。一方、ドリンクを出せるからと「バー」を足すと、夜の営業を期待した来店とのミスマッチを生みます。
実践:自店のカテゴリを点検する手順
手順1. 現在の設定を確認する
Googleビジネスプロフィールの管理画面から「プロフィールを編集」を開き、メインカテゴリと追加カテゴリを書き出します。開設時に選んだきり見ていない場合、意外な設定になっていることがあります。
手順2. お客さまの呼び方を書き出す
お客さまが自店を何と呼ぶか、予約の電話や口コミの文面から拾って書き出します。「整体の予約をしたいのですが」「あそこのパン屋さん」——その言葉が、選ぶべきカテゴリの候補です。
手順3. 候補のカテゴリで実際に検索してみる
「地域名+カテゴリ名」で検索し、並ぶ店舗を確認します。自店と似た業態が並ぶなら、そのカテゴリで戦うのが正解です。まったく違う業態が並ぶなら、お客さまの検索意図と自店がズレている合図なので、別の候補を試します。
手順4. 実態に合わない追加カテゴリを削る
手順1で書き出した追加カテゴリを「違和感テスト」にかけ、実際には提供していないもの、来店のミスマッチを生みそうなものを削除します。
カテゴリを変更するときの注意点
- 頻繁に変えない:反映と評価の安定には時間がかかります。一度決めたら、業態が変わらない限り維持するのが基本です
- 大きな変更は確認を求められることがある:業種をまたぐ変更では、Googleからオーナー確認を再度求められる場合があります
- ぴったりのカテゴリがなくても、自作はできない:カテゴリはGoogleが用意したリストから選ぶ仕組みです。完全一致がなければ、いちばん近い広めのカテゴリを選びます
カテゴリ点検チェックリスト
- メインカテゴリが、売上の中心と一致しているか
- お客さまが検索で使う言葉と合っているか
- 狙いたい「地域名+業種」の検索で、同業態の店が並ぶカテゴリか
- 追加カテゴリは、実際に提供しているものだけか
- 来店ミスマッチを生みそうなカテゴリが入っていないか
- 最後に設定を見直したのがいつか、思い出せるか
よくある質問
カテゴリは後から変更できますか?
いつでも変更できます。ただし反映には時間がかかることがあり、頻繁に変えると評価が安定しません。この記事の手順で一度きちんと決めて、業態が変わるまで維持するのがおすすめです。
複数の業種を1つの店舗でやっています。どう設定すればいいですか?
主力の業態をメインカテゴリにして、残りを追加カテゴリで補います。もし2つの業態が場所も客層も明確に分かれているなら(例:1階が店舗、2階が教室)、プロフィールを分けることも選択肢になりますが、管理の手間が倍になるため、まずは1プロフィールでの整理をおすすめします。
ぴったり合うカテゴリが見つかりません
カテゴリは自由入力ではなく、Googleのリストから選ぶ仕組みです。完全一致がない場合は、一段広いカテゴリ(例:専門特化した教室なら「教室」「学校」系の近いもの)を選び、具体的なサービス内容は「ビジネスの説明」やサービスメニューで補足してください。
カテゴリを変更したら表示順位は上がりますか?
ズレていた設定を実態に合わせた場合は、狙った検索での表示が改善する可能性があります。ただしカテゴリは要素のひとつで、口コミ、情報の充実度、距離なども影響します。カテゴリを直したうえで、基本情報の整備を続けるのが近道です。基本設定のチェックリストもあわせて確認してください。
まとめ
Googleマップのカテゴリ選びは、次の3点で決まります。
- メインカテゴリは「お客さまが探す言葉」×「売上の中心」で1つに決める
- 追加カテゴリは実際に提供しているものだけに絞る
- 実際に検索して、並ぶ店舗を見て答え合わせする
開設時のまま放置しているなら、まず現在の設定の書き出しから始めてみてください。
小松のMEO対策サポートでは、カテゴリを含めたプロフィール全体の点検と改善を行っています。「設定が合っているか自信がない」という段階でも、お気軽にご相談ください。