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補助金・資金活用 2026年6月現在の情報

持続化補助金でホームページを考える時の事業計画の書き方

小規模事業者持続化補助金は、申請すれば通る補助金ではありません。書類審査があり、その中心が事業計画です。そして、ホームページ関連の申請で通りにくい計画には共通点があります。「ホームページを作りたい」が計画の主語になっていることです。

参考小規模事業者持続化補助金(中小企業庁)

この補助金が支援するのは販路開拓の取り組みであり、ホームページはその手段のひとつにすぎません。この記事では、ホームページを含む事業計画をどう組み立てるかを、制作会社の立場から解説します。なお、様式や要件は公募回ごとに変わるため、実際の作成は最新の公募要領に従ってください。また、計画書は事業者本人が作るものです(無料で相談できる窓口は後述します)。

大前提:「ホームページを作る計画」では弱い

審査するのは、あなたの事業を知らない第三者です。その人が計画書だけを読んで、「この取り組みなら販路が広がりそうだ」と納得できるかがすべてです。

つまり必要なのは、誰に・何を・どう届けて売上につなげるかというストーリーで、ホームページはその中の道具として登場します。「ホームページがない→作る」ではなく、「この課題がある→この販路開拓をする→そのためにホームページが必要」という順番です。

計画の骨組み:4つの流れで書く

1. 現状と課題を、事実で書く

まず、いまの商売の状態と、何に困っているかです。

  • 「集客がほぼ紹介と常連で、新規のお客さまとの接点がない」
  • 「営業時間外の問い合わせ手段がなく、機会を逃している」
  • 「サービス内容が伝わっておらず、価格だけで比較されてしまう」

ここは正直に、具体的に書きます。実態より良く見せる必要も、悪く盛る必要もありません。誇張した数字は、審査でも、採択後の報告でも自分の首を絞めます。

2. ターゲットと提供価値を決める

「誰に来てほしいのか」を具体的にします。「地域の皆さま」ではなく、「〇〇市周辺で、平日夜にしか通えない社会人」「初めて外注する創業期の個人事業主」のように、顔が浮かぶ解像度で書きます。ここが決まると、ホームページに何を載せるべきかも自動的に決まります。

3. 取り組みの内容(ホームページの役割)を具体化する

「ホームページを制作する」の一行では、審査員には何も伝わりません。何をするのかまで書きます。

  • 施工事例・お客さまの声を掲載し、検討中の見込み客に判断材料を渡す
  • 地域名での検索から見つけてもらい、問い合わせフォームで受け付ける
  • よくある質問を整備し、問い合わせのハードルを下げる

チラシや看板など、ホームページ以外の販路開拓と組み合わせて全体像を見せると、取り組みとしての説得力が増します。

4. 期待する効果を、無理のない形で書く

取り組みの結果、何がどう変わる見込みかを書きます。ここで気をつけたいのは、実現可能性も審査されていることです。派手な数字を約束するより、「問い合わせ経路が紹介のみ→検索経由が加わる」のような、取り組みと素直につながる変化を書くほうが、計画として筋が通ります。

書き方のコツ

  • 具体名詞で書く:「集客強化」「情報発信」のような抽象語を、「〇〇市の△△な人からの予約」「施工事例の月1回追加」に置き換えます
  • 公開後の運用まで書く:お知らせの更新、Googleビジネスプロフィールとの連携、実績の追加。「作って終わりにしない」ことが伝わる計画は、それだけで差がつきます
  • 読み手に前提知識を求めない:業界用語には一言の説明を。審査員は同業者ではありません

制作会社と共有すべきこと

計画がまとまったら、制作会社にもその計画を共有してください。理由は3つあります。

  • 計画書の内容は、そのままサイト構成の設計図になります(ターゲット→載せる内容→導線)
  • 申請に添える見積書は、計画と整合している必要があります。計画にない機能が入った見積書は、審査でも実績報告でも説明に困ります
  • 採択後の事業期間内に公開まで終えられるか、スケジュールのすり合わせが必要です

実践:計画作成の進め方

手順1. 最新の公募要領と様式を入手する

公式サイトから、現在の公募回の要領と計画書の様式を確認します(公式リンクは記事下部にあります)。

手順2. 商工会議所・商工会に相談する

持続化補助金は、地域の商工会議所・商工会が相談窓口です。計画書の書き方も無料で相談でき、申請の過程で関与してもらう仕組みになっています。自己流で書き上げる前に、早めに窓口へ行くのが近道です。

手順3. 4つの骨組みで下書きする

現状と課題→ターゲット→取り組み→効果の順で、まず箇条書きから。文章の上手さより、流れのつながりを優先します。

手順4. 計画に沿った見積書を制作会社からもらう

計画を共有したうえで、「補助金申請用」と伝えて見積もりを依頼します。この段階で発注・契約はしません(採択・交付決定前の発注は対象外になるのが原則です)。

事業計画のチェックリスト

  • 「ホームページを作る」ではなく販路開拓のストーリーになっているか
  • 現状の課題が事実ベースで具体的か
  • ターゲットの顔が浮かぶ解像度で書けているか
  • ホームページで「何をするか」が行動レベルで書かれているか
  • 公開後の運用が計画に入っているか
  • 効果の見込みが取り組みと素直につながっているか
  • 見積書と計画の内容が一致しているか

よくある質問

計画書の作成を代行してもらえませんか?

計画書は事業者本人が作成するのが原則です。丸投げで作られた計画は、審査の受け答えでも、採択後の実行でも必ず無理が出ます。書き方に迷ったら、商工会議所・商工会の窓口相談(無料)を使ってください。高額な成功報酬で代筆をうたう業者には慎重に。

文章を書くのが苦手です

問われているのは文才ではなく、商売の実態と計画の筋です。この記事の4つの骨組みを箇条書きで埋め、それを窓口で見てもらいながら文章化していけば十分に形になります。

ホームページの制作費だけで申請できますか?

ウェブサイト関連費の扱い(上限や単独申請の可否)は公募回によって変わってきた項目です。必ず現在の公募要領で確認し、不明なら窓口に相談してください。

不採択になったら、書いた計画は無駄になりますか?

なりません。ターゲット・課題・載せる内容の整理は、そのままホームページ制作の設計図として使えます。実際、補助金の有無にかかわらず、この計画を持って相談に来られる方のサイトは良いものになります。

まとめ

持続化補助金の事業計画でホームページを扱うときは、次の順番で考えます。

  • 主語は「販路開拓」。ホームページは手段として位置づける
  • 現状と課題→ターゲット→取り組み→効果の4つの流れで書く
  • 公開後の運用まで書き、見積書と計画を一致させる
  • 迷ったら商工会議所・商工会の無料相談へ

制度の基本は持続化補助金とホームページの記事、申請前の確認はチェックリストの記事もご覧ください。

小松のホームページ制作では、事業計画に沿ったサイト構成のご提案と、申請用見積書の作成に対応しています(計画書の代筆は行いません)。お気軽にご相談ください

参考・引用元

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