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補助金・資金活用 2026年6月現在の情報

SECURITY ACTIONとは?IT導入前に知りたい基本

IT導入補助金を調べていると、「SECURITY ACTIONの宣言が必要」という記載に出会います。「なにかの資格?」「審査があるの?」と身構える方が多いのですが、実際は無料で、その日のうちにできる自己宣言です。

参考デジタル化・AI導入補助金(中小企業庁)SECURITY ACTION(IPA)

ただし、「とりあえず宣言してポチッと終わり」にすると、宣言した内容と実態がズレたままになります。この記事では、SECURITY ACTIONの仕組みと宣言の流れ、そして宣言をきっかけに実際に整えるべき基本対策までを解説します。

SECURITY ACTIONとは

SECURITY ACTIONは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が創設した、中小企業が情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。

  • 費用は無料
  • 審査や認証ではなく、自己宣言(宣言すればロゴマークが使える)
  • 目的は、中小企業がセキュリティ対策の第一歩を踏み出すこと

そしてIT関連の補助金——特にIT導入補助金では、この宣言が申請の要件として求められてきた経緯があります。要件の詳細は年度・公募回で変わるため、応募する制度の公募要領で確認してください。

「一つ星」と「二つ星」の違い

宣言には2段階あります。

★ 一つ星:情報セキュリティ5か条に取り組む

IPAが示す「情報セキュリティ5か条」への取り組みを宣言します。5か条は次のとおりです。

  • OSやソフトウェアは常に最新の状態にする
  • ウイルス対策ソフトを導入する
  • パスワードを強化する
  • 共有設定を見直す
  • 脅威や攻撃の手口を知る

★★ 二つ星:自己診断を行い、対策を文書化へ

「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」で自社の状況を確認し、セキュリティポリシー(基本方針)の策定・公開へ進む段階です。

補助金の要件としてどちらが必要かは制度側の指定によります。迷ったら公募要領と、IT導入支援事業者・窓口への確認が確実です。

宣言までの流れ

手順1. 公式サイトから申し込む

IPAのSECURITY ACTION公式サイトで、事業者情報を登録して申し込みます(この記事の下部に公式リンクがあります)。

手順2. 一つ星・二つ星を選んで宣言する

自社の段階に合わせて選びます。初めてなら一つ星からで問題ありません。

手順3. ロゴマークを受け取り、必要に応じて掲示する

宣言するとロゴマークが使用でき、ホームページや名刺に掲示できます。補助金申請では、宣言済みであることが確認される流れになります。

ここまで、費用も審査もありません。だからこそ大事なのは次の話です。

宣言をきっかけに、実際に整える基本対策

宣言は「やります」という約束です。5か条を自社の行動に翻訳して、最低限ここまでは整えてください。

  • 更新の担当を決める:パソコン・スマホのOS更新を「気づいた人がやる」から「担当と頻度を決めてやる」に変える
  • ウイルス対策ソフトの状態を確認する:入っているか、期限切れになっていないか
  • パスワードの使い回しをやめる:特に、銀行・会計・行政手続き(GビズIDなど)のパスワードは個別に。管理方法を決める
  • 共有設定を見直す:クラウドの共有リンクが「全員に公開」になっていないか
  • 手口を知る機会を作る:IPAの注意喚起に目を通す、朝礼で1件共有するなど、小さくてよいので習慣に

AIツールを業務で使い始めている会社は、入力してよい情報のルールもセットで整えると効果的です。AI利用ルールの記事AIセキュリティの基本の記事で解説しています。

ホームページ運用との関係

セキュリティ宣言は、ホームページの運用実務ともつながっています。宣言を機に、次も点検してみてください。

  • WordPress本体・プラグインの更新を誰がやるか決まっているか
  • 管理画面のパスワードが強く、使い回しでないか
  • 問い合わせフォームで受け取った個人情報の扱いを決めているか
  • バックアップが取られているか、復旧の連絡先が分かるか

このあたりの体制づくりはWordPressの運用ルールの記事保守・管理の記事が参考になります。

参考WordPress.org 日本語

SECURITY ACTIONのチェックリスト

  • 応募する補助金で宣言が要件になっているか確認したか
  • 一つ星・二つ星のどちらが必要か確認したか
  • 公式サイトから宣言を済ませたか
  • 5か条を自社の行動(担当・頻度)に落とし込んだか
  • ホームページの更新・パスワード・バックアップ体制を点検したか

よくある質問

費用はかかりますか?

かかりません。申し込みも宣言も無料です。「宣言の代行」に費用を請求する勧誘があれば、応じる前に窓口へ相談してください。

審査で落ちることはありますか?

審査ではないので「落ちる」ことはありません。ただし自己宣言である以上、宣言した内容に実態が伴っていないのは本末転倒です。宣言と同じ日に、5か条の点検まで済ませてしまうのがおすすめです。

一度宣言すれば、ずっと有効ですか?

宣言後も、取り組みを続けていることが前提の制度です。登録情報の変更手続きや運用の詳細は、IPAの公式サイトで最新情報を確認してください。

宣言すればセキュリティ対策は十分ですか?

宣言はスタート地点です。5か条は「最低限の基本」であり、事業の内容によっては追加の対策(顧客情報の暗号化、二段階認証など)が必要になります。まず基本を固め、事業に合わせて足していく順番です。

まとめ

SECURITY ACTIONは、身構える必要のない無料の自己宣言制度です。

  • IT導入補助金などで宣言が求められることがある(要件は公募要領で確認)
  • 一つ星は「5か条への取り組み」、二つ星は「自己診断と文書化」
  • 宣言だけで終わらせず、5か条を担当・頻度つきの行動に落とし込む
  • ホームページの更新・パスワード・バックアップ体制も同時に点検する

小松では、ホームページ制作・保守とあわせて、WordPressの更新体制やパスワード管理など運用面の整備もお手伝いしています。お気軽にご相談ください

参考・引用元

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