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Web制作・ホームページ 2026年6月現在の情報

WordPressサイトを自分で更新する前に決める運用ルール

「自分で更新できるようにWordPressで作りました」と納品されたものの、怖くて管理画面に触れない。あるいは、触ってみたらレイアウトが崩れて、それきり放置している——WordPressサイトを持つ小規模事業者から、本当によく伺う話です。

参考WordPress.org 日本語

更新がうまくいかない原因は、操作スキルではありません。「誰が、どこを、どれくらいの頻度で触るか」という決めごとがないことです。逆に言えば、ルールさえ決めれば、初心者でも安心して更新を続けられます。

この記事では、更新を始める前に決めておきたい5つのルールと、実際にルールを作る手順を解説します。

ルールなしで触り始めると何が起こるか

ルールを決めずに更新を始めたサイトでは、次のような事故が定番です。

  • 編集中にレイアウトが崩れ、直し方が分からず放置される
  • 担当があいまいなまま、お知らせが1年以上止まる
  • 古い料金や営業時間が残り、お客さまとトラブルになる
  • よかれと思って触ったプラグインの設定で、サイトが表示されなくなる

どれも「悪気のない更新」から起こります。原因は共通していて、どこまで触っていいかの線引きがないことです。そこで、次の5つを先に決めます。

更新を始める前に決める5つのルール

ルール1. 更新する人と、確認する人を決める

担当者が決まっていないサイトの更新は、確実に止まります。まず「書く人」を1人決めてください。そのうえで、公開前に誤字や古い情報がないかを見る「確認役」を別に置くと、品質が安定します。1人しかいない場合は、「公開した翌日にもう一度自分で読み直す」をルールにするだけでも違います。

ルール2. 触ってよい場所と、触らない場所を線引きする

WordPressの管理画面には、文章を直す場所と、サイト全体の構造を変えてしまう場所が同居しています。おすすめの線引きは次のとおりです。

  • 触ってよい:投稿(お知らせ・ブログ)の追加と編集、既存ページの文章・写真の差し替え
  • 触らない:テーマの設定・編集、プラグインの追加・削除・更新、ユーザー権限、CSSなどのコード

「触らない」側は、壊れたときに自力で戻せない場所です。ここは制作会社や保守担当に任せ、万一崩れたときに誰が直すのかも契約時に確認しておきます。

ルール3. 更新の頻度より「鮮度」を決める

「週1回ブログを書く」と意気込んで、続かずにやめてしまうのが一番もったいないパターンです。大事なのは頻度ではなく、古い情報を放置しないこと。月1回で十分なので、次の項目だけは最優先で見直すと決めます。

  • 料金・メニュー
  • 営業時間・定休日・臨時休業
  • 季節のお知らせ(キャンペーン・年末年始など)
  • 採用情報

「毎月1日に上の4項目を確認する」——これだけで、サイトの信頼性は保てます。

ルール4. バックアップと復旧の段取りを知っておく

更新に失敗しても、バックアップがあれば戻せます。逆にバックアップがないと、小さなミスが取り返しのつかない事故になります。自分で仕組みを作る必要はありませんが、次の3点は把握しておいてください。

  • バックアップは取られているか(保守契約に含まれるか、プラグインか)
  • WordPress本体・プラグインの更新は誰の担当か
  • サイトが崩れたとき、誰に連絡すれば直るか

「誰も担当していない」が判明した場合は、放置せず保守の体制を見直すタイミングです。保守・管理の選び方の記事で、月額保守とスポット対応の違いを解説しています。

ルール5. 書き方のルールを1枚にまとめる

更新が続いてくると、今度は「ページごとに書き方がバラバラ」問題が出てきます。次の項目をA4一枚のメモにしておくと、担当者が変わっても品質が保てます。

  • 画像のサイズと形式(例:横1200px・JPEGまたはWebP)
  • カテゴリの使い分け(お知らせ/ブログ/実績など)
  • 文体(です・ます調、社名や商品名の表記)
  • タイトルの付け方(日付を入れるか、何文字程度か)

実践:運用ルールを30分で決める手順

5つのルールは、次の手順でそのまま決められます。制作会社への依頼前なら、この内容を打ち合わせで確認しておくと、納品後に迷いません。

手順1. 更新したいページを書き出す

「お知らせ」「料金ページ」「スタッフ紹介」など、今後変わる可能性のあるページを書き出します。それ以外のページは「触らない」に自動的に分類されます。

手順2. ページごとに担当と頻度を割り当てる

手順1のリストに、「誰が」「どのタイミングで」更新するかを書き込みます。お知らせは随時、料金は改定時、営業時間は毎月1日に確認、といった具合です。

手順3. 最初の1か月は「お知らせ1本」から試す

いきなり全ページを触らず、まずお知らせを1本書いて公開するところから始めます。書く→確認→公開→翌日見直す、という流れを一度通しておくと、操作の不安はほぼなくなります。

運用ルールの確認チェックリスト

  • 更新する人と確認する人が決まっているか
  • 触ってよいページ・触らない場所の線引きがあるか
  • 料金・営業時間を見直すタイミングが決まっているか(例:毎月1日)
  • バックアップの有無と担当を把握しているか
  • サイトが崩れたときの連絡先が分かっているか
  • 画像サイズ・文体などの書き方メモがあるか

よくある質問

パソコンが得意でなくても、本当に自分で更新できますか?

投稿の追加や文章の修正であれば、慣れれば可能です。ポイントは範囲を絞ること。「お知らせの投稿だけ」から始めて、慣れたら少しずつ広げるのが安全です。

操作を間違えてレイアウトが崩れてしまったら?

まず、それ以上保存せずに手を止めてください。投稿の編集ならWordPressのリビジョン機能で前の状態に戻せることが多く、それ以外は保守担当や制作会社に連絡すればバックアップから復旧できます。連絡先を事前に確認しておくことが、何よりの保険です。

WordPress本体やプラグインの更新通知が出ています。自分で押していいですか?

おすすめしません。本体・プラグインの更新は、まれにサイトの表示を壊すことがあり、事前のバックアップとセットで行う作業です。保守契約があるなら任せ、ないなら「誰がやるか」を決めるところから始めてください。

制作会社からマニュアルをもらっていません。どうすればいいですか?

更新したい操作(お知らせの追加など)に絞って、手順書の作成を依頼してみてください。全機能のマニュアルは不要です。よく使う2〜3操作の手順が1枚あれば、日々の更新には十分です。

まとめ

WordPressの更新でつまずく原因は、操作の難しさではなく決めごとの不足です。

  • 更新する人・確認する人を決める
  • 触ってよい場所を線引きし、危ない場所は任せる
  • 頻度より鮮度。料金と営業時間だけは毎月確認する
  • バックアップと復旧の連絡先を把握しておく
  • 書き方メモを1枚作る

まずは手順1の「更新したいページの書き出し」から始めてみてください。

小松のホームページ制作では、納品時に運用ルールの整理と操作手順書をセットでお渡ししています。すでにあるWordPressサイトの「触るのが怖い」状態の点検も、保守・スポット対応で承ります。お気軽にご相談ください

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